
吉河美希の少年マガジン連載「山田くんと7人の魔女」第85回(番外編1回含)です。
白石うらら・小田切寧々・大塚芽子・猿島マリア・滝川ノアら魔女の能力をコピーする力を持つ私立朱雀高校に通う超常現象研究部2年生・山田竜。
協力する条件として宮村レオナを学校に連れてくる様に西園寺リカから言われた山田たちだったが、彼女を巻き込みたくない山田は本人に相談もせずに突っぱねてしまう。
そんな中、レオナに呼び出され彼女の超常現象研究部での写真を見せられた山田たち。
何とそこには山崎会長が一緒に写っており、山崎は元超常現象研究部のメンバーで、7人目の魔女を発見した事で一度西園寺リカに記憶を消されていたのだ!!
一年前の春過ぎの頃、超常現象研究部2年の宮村レオナと山崎春馬の2人はすでに6人の魔女を把握していたのだという。
なのにどうしても7人目が見つからず頭を抱えていたレオナだが、実は山崎は別の事で悩んでいた様子。
「まさか今年の新入部員がひとりも来ないとはね…!!」
ただでさえ部員は2人しかいないのに、このまま来年も入らなければ廃部になってしまう。
「仕方がないだろう?今時こんな古くさい部に好きで入部してくる奴なんていないだろうしな!」
心配する山崎に対して、アッサリした反応を見せるレオナだったのだが…。
何と、「7人の魔女を集めると願いが叶う」力を利用して廃部の危機から脱すると言い出したのだ!!
そんな夢物語に目を輝かせるレオナだが、実は先代の部長から7人目の魔女は記憶操作の魔女だと教えられており、記憶を消される事から絶対に探してはならないと言われていたのだという。
「わかっている!だが他に部を救う方法なんてないだろう?」
「いいやあるよ 僕が生徒会長になればいいんだ!」
何と、別の秘策として自分が生徒会長になる事を提案した山崎。
会長は絶対的な権力を持っているため、必ずこの部を救えるのだという。
しかしそれだと山崎自身が部に来なくなると心配するレオナ。
「それはないよ」
「だって僕は君と部活を続けるために会長になるんだからね…!」
あくまでも自分たちの為である事を強調する山崎だったのだが…!?
何やら深い関係にあった山崎会長とレオナ。
しかし、その会長の口からレオナを気にする様なセリフが出た事がない事を考えると、やはり魔女でない者は消えた記憶を戻す手段はないのか?
だとすれば、もし会長が記憶を取り戻す事が出来れば、部の後輩である山田たちに対する対応も変わる事になるのでしょうか…?
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