藤田和日郎の週刊少年サンデー連載「双亡亭壊すべし」第２３回です。
モンスターと化した父親の竹刀を手で受け止めてしまった凧葉。
「オヤジを怖かった」事を認めた凧葉はさらなる危機をも乗り越え、何と絵の外に出る事に成功する。
そのまま「黒い手」によって何処かに連れ去られた凧葉。
一方、絵の中に引きずり込まれた紅は幼い頃のトラウマな場面に送られるのだが…！？
かつて母と祖母によって真冬に水で打たれる苦行を強いられた紅。
一人前の刀巫覡にしようと懸命な母たちだったが、当の紅は好き好んでやっている訳ではなかった様子。
『これは「罰」なのだ』
『「罰」だから当然…罰だから私は苦しまなければ』
『だから私は、＜刀巫覡＞になるのだ』
何と、決してなりたくて修行していた訳ではなかった？
幼い頃に緑をひどい目に遭わせてしまった事で紅は自分をずっと追い詰めていたらしい。
何やら緑朗を理由にしていたらしい紅。
だとすれば、緑朗との一件がなかったらここまで耐える事は出来なかったのか？
結果として日本一の刀巫覡になった紅ですけど、もし幼い頃に緑朗を失っていたらさらに違った未来になっていたかも知れませんね。
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