
ゲッサンにて連載中の島本和彦「アオイホノオ」通算95回目です。
担当・三上から連載の話を聞かされ衝撃を受けた焔。
「原作つき」を提案する三上だが、編集部も焔という新人漫画家は自由にやらせたら全くダメなものを描くという見解なのだという。
その三上から「行儀作法マンガ」「ガンダム漫画」を提案され、アッサリ断った焔。
なのに原作つきの連載が決定したと言われ、衝撃を受ける焔だったのだが…!?
内容そっちのけで連載だけがほぼ決定したという話に舞い上がる焔。
これまで編集者から電話が来ただけで舞い上がって雲の上に昇った事があった焔だが、今回は何と上がり過ぎて宇宙にまで来てしまったのだという。
「むしろ苦しい…舞い上がって嬉しいはずが…下手したら死ぬ!!」
「――それが宇宙!!」
何と、連載が決まって宇宙空間で死にそうになった焔。
初めて責任とプレッシャーを感じたらしい焔ですけど、これまでの焔にはちょっとない反応です。
『実力のない人間を宇宙につれていってみろ!大変なことになる!』
連載など実力のない今の自分にとって抱えきれない、責任の取れない恐ろしい贈り物だと感じた焔。
実力のなさを実感する焔ですけど、現実的には連載開始時に絵的にイマイチな作家はいくらでもいる気がします。
実力なんてのは連載が続く事で段々とついていくものだと思いますし、編集部もそのあたりの成長を見込んだ上で焔に連載を持たせる事を考えた様な気もします。
一方で、今の焔を判断する材料は短編2作品しかない訳ですが、もしかするとデビュー2作目の「華麗なる挑戦者」が思ったより好評で、編集部に早い決断を促したのかも知れません。
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