あだち充のゲッサン連載「ＭＩＸ」第５２回です。
六回裏に突入しても０－０が続く準決勝・明青学園対東秀高校。
三田の出塁を許してしまった投馬だったが、何と三盗を読んでボールを外し、走一郎が三塁で刺してしまう。
そんな投馬の機に敵も驚くものの、実は音美情報で三田の俊足を知っていた投馬。
それでも完璧なピッチングが続き、七回表で投馬・南郷・尾木の３人をまとめて三振に仕留めた三田だったのだが…！？
試合は七回裏に入り、依然として失点を許さずにマウンドに君臨し続けていた投馬。
だが、何がどうなったのか、気がつくと一死一・三塁のピンチになっていた！？
まさかの急展開だが、一死から正面の当たりをセカンドが後逸、その後に目測を誤ったセンターのまずい守備が重なって大ピンチになってしまったらしい。
マウンド上の投馬にとっては気の毒な展開だと評したアナウンサー。
どうやら当人は切り抜けたと思った様で、ランナーが出塁するとは思ってもいなかったのかも知れません。
ここに来て疲れの様なものも見せる様になって来た投馬。
同時に内野も外野も動きが堅くなって来たと理解した東秀監督ですけど、だとしたらここはスクイズを決めるのが一番の策だったのか？
「東秀のクリーンアップだぞ」
「一気に潰して試合を決めるぞ！」
スクイズなど全く頭にない監督ですが、もしかするとこの判断が試合を決める事になったのかも知れません。
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