藤田和日郎の週刊少年サンデー連載「双亡亭壊すべし」第１８回です。
突然光を奪われ仲間を見失ってしまった柘植紅。
一方、内閣総理大臣官邸に連れて来られた緑朗たちは暗闇の中謎の男たちの襲撃を受けてしまう。
だがそれは２人の力を見ようとした斯波総理の体を張ったテストだった。
緑朗に特別な力がある事が発覚する一方、双亡亭の中で自分の自画像を発見した紅だったのだが…！？
まさかの自分の肖像画に驚く紅。
その紅と少し前まで一緒に居た修験者外道・朽目洋二も全く別の場所で自分の肖像画を発見する事に。
アウグスト博士のチームも肖像画を見る事になった様ですけど、チームで動いているはずの彼らまでがバラバラになっているのは何とも異常です。
紅が凧葉とはぐれてしまった事を考えると物理的な距離はあまり関係ないのかも知れませんが、手を繋いでいた場合強制的に引き離されるのかどうかは気になりますね。
そんな紅たちが苦境に立たされる一方、緑朗たちは総理たちから中学時代の体験を聞かされる事になった様子。
幽霊に興味を持ち、通学路にあったお化け屋敷＜双亡亭＞を探検する事に斯波敦と桐生信一。
その２人に絡んできたのが金山奈々子であり、彼女は朗らかで元気でクラスでも人気があったんだとか。
当時、公園のあった西側の壊れかけた塀から＜双亡亭＞に入り、あちこちを見て回ったという総理たち。
その時はまだ＜双亡亭＞はその牙を隠して沈黙していたという総理だが、実際に面白半分に入って無事に出て来た者も大勢いるらしい。
「ただし、『あれ』を見なければ…な」
中に入っても無事に出られる条件がある事を知っていた総理たち。
何と、中学時代の彼らと一緒に＜双亡亭＞に入った金山奈々子もまた自分の肖像画を見ていたのだ！！
何やら自分の絵を見る事が死刑宣告になるらしい＜双亡亭＞。
ならば、肖像画にならずに済む条件も何かあるのでしょうか？
彼女と一緒に居た２人は当然自分の肖像画は見ていません。
＜双亡亭＞に意思があって肖像画を出す相手を選んでいるのならどうしようもありませんが、もし気をつければ避けられるというのならこの先の被害者は出さずに済むのかも知れません。
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