週刊少年ジャンプ「ONE PIECE」第820回です。
まずは恒例の表紙シリーズから。
世界の甲板から 5億の男編第13回は「トリノ王国」 。
新しい手配書を見た地元の反応を見るこのシリーズ。
今回はチョッパーが世話になったトリノ王国が登場です。
何やらチョッパーの手配書を見て喜んでいる様ですけど、
金額については別にどうでもいいのかな?(笑)
相変わらず一味の中で別格の安さですけど、ウソップがドレスローザで一気に金額を上げた様に、チョッパーにも転機となる機会がいずれは訪れる気がしますね。
さて、モモの助の父・光月おでんがカイドウとワノ国の将軍によって殺された事を知らされ、衝撃を受けたルフィたち。
そのおでんからワノ国の開国を託された錦えもんたちだったが、その実力を見込んでルフィたちにも協力して欲しいのだという。
涙を流しながら必死に頼むモモノ助の姿に同盟を結ぶ事にしたルフィ。
その一方、再びゾウを訪れたジャックは巨象の殺害を口にするのだが…!?
ルフィの麦わらがシャンクスのものであった事に納得するネコマムシたち。
シャンクスの事も知っていた2人だが、実はおでんの従者としてロジャーの船に一時乗っていたのだという。
その前は白ひげのモビーディック号に乗っており、そこでロジャーにおでんがスカウトされたというイヌアラシ。
世代でいえばシャンクスやバギーの様な見習いに近い若僧だったのだが、それ故か2人は「ラフテル」には同行しなかったらしい。
当時の事を思い出し肩を組んで喜び合うイヌアラシとネコマムシ。
長年ケンカしていたとは思えない仲の良さですけど、モモの助によって和解した事を考えるとケンカ別れになったのもやはり光月一族絡みなのかな?
そんなサムライたちだが、錦えもんたちは白ひげの船には乗らずずっとワノ国にいたのだという。
ワノ国は海外へ出る事自体が罪であり、おでんを海賊の船に乗り込ませぬ様に必死に止めていたらしい。
白ひげやロジャーとは彼らがワノ国に上陸した折に面識はあり、義理堅く悪い人間とは思わなかったが大名が海賊船に乗る事など前代未聞だと当時を語った錦えもん。
それが現実として乗り込んだという事はその事が何か大問題に発展したんじゃないのかな?
ラフテルに行った事でおでんのワノ国での権威が高まり、それを良く思わなかった将軍がおでんを始末しようとカイドウと手を組んだとすれば分からなくもありません。
船を造ったトムさんの話やクロッカスが捜していたのがブルックの海賊団だったという話に興奮するイヌアラシたち。
その一方で、ログポースの事が気になって質問したナミだが、今ログを辿っていないのだという。
クロッカスからはログを辿れば最後には全ての航路が一本にまとまると聞かされており、そこにラフテルがあると考えていたナミ。
ロードポーネグリフで見つけるという話では無かった事に疑問を感じたらしい。
そんなナミに対し、3本の指針が全て一つの場所を示す航路は確かにあると言うイヌアラシ。
だが、ナミたちはこれまでの旅でその先の冒険をすでに始めているんだとか。
「本来ならば――その“記録(ログ)”の終着点で初めて気づくのだ “歴史の本文(ポーネグリフ)”と“古代文字”の『謎』に…!!!」
「――それを生み出した文明と 見えぬ最後の島『ラフテル』の存在に!!」
「ロジャーはそこから大きく冒険をやり直した」
何やらログポースの先まで行ってもゴールはなく、そこが新たなスタート地点になったらしいイヌアラシたち。
クロッカスも全てを知る者の一人であり、道は間違ってはいないと言うイヌアラシですが、何だか随分先が長い話になって来た気がします。
その一方で、モモの助が記憶が曖昧ながらロジャー達に会っていると言ったのがちょっと気になりますね。
ロジャーは20年以上前に死んでいるため誰かと勘違いしていると感じたウソップですけど、サムライの子であるモモの助が迂闊な事を言うとも思えません。
前世の記憶があるとか、あるいは本当は大人なのに能力で子供にされているとかモモの助自身に何か秘密がある可能性もありますが、(さすがにありえないとは思うものの)もしかすると何らかの能力によってロジャーが何処かでこっそり復活している可能性もあるのかも知れません。
続きを読む