平野耕太のアワーズ連載「ドリフターズ」第４６回です。
黒王の命によりついに撤退する事態になってしまった土方。
だが、敵が撤退したものの市街地の三割が焼け、政庁舎が廃墟になる事態にサンジェルミ伯は激怒する事に。
無血占領出来なかった事から各地の軍隊は恭順してくれず、任地で軍閥化し群雄割拠すると予想する信長。
それでも天下布武の経験から、これからの戦いに自信を見せる信長だったのだが…！？
今回は場面が変わって今まであまり話に出ていなかったグ＝ビンネン商業ギルド連合が登場です。
オルテより洋上５００レンデ海上島嶼にある商人集合国家であり、７つの巨大ギルドが運営する海洋擬似国家であるギルド連合。
それらを主導しているのがシャイロック商会およびシャイロック銀行大番頭・グ＝ビンネン連合水軍水師「放蕩なれど出来息子」バンゼルマシンシャイロック８世、ブリガンテ商店首席手代ブリガンテ銀行番頭連合水軍軍監師「頭を冷たくし心はなお冷たくし」ナイゼル・ブリガンテ、そして客員提督・大日本帝国海軍連合艦隊少将「漂流者」山口多門なのだという。
シャイロック８世にご馳走になっていたのか、米の様なものを食べさせてもらっていた多門。
ナイゼルによれば西方から取り寄せたものであり、椀一杯で商船一隻ほどの値段がするらしい。
大陸の魔術師が作っているという「豆を腐らせた臭い粥っぽい何か」も用意しているというシャイロック。
多門が指導した洋上機動艦隊の功により洋上を完全に支配するに至ったらしく、彼らにとって山口多門はかなり大きな存在の様なのだが…！？
結局、漂流者最大の武器を持っていた山口多門だが、それを使う事なく自身の価値を示したらしい。
と言うより、やはり飛龍は動かせないのか？
また、そんな多門の出方を伺っている様なシャイロックたちですけど、彼らにしても奪ったところでどうする事も出来ないのかも知れません。
オルテとの和平を望むと言いつつ、寝首をかくつもりもあるらしいシャイロック。
そのオルテを制圧したのが日本のサムライだと知った時、山口多門はどういう行動に出る事になるのでしょうか…？
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