
岡本倫の週刊ヤングジャンプ連載「極黒のブリュンヒルデ」第103回です。
世間では爆弾輸送中の事故という事になっているヴァルキュリア=真子が破壊した街を一望できる公園にやって来た記者たち。
とても事故だとは思えないその状況に女記者は都市伝説の様な謎のV機関の関与を予想する。
一方、ようやく天文台に戻ってきた魔法使いたちだったが、寧子の記憶はやはり戻らない様子。
そんな中、かつて自分が書いたと思われる「わすれちゃいけないノート」を発見する寧子だったのだが…!?
まさかのお宝を手に入れた寧子。
「なんて書いてあるか読めない…」
だが何と、今の寧子はひらがなすら読めなくなっていた!?
最初に良太が会った時より劣化してしまった寧子。
と言うより、これじゃ学校に行く事なんて無理なんじゃないの?
そんな意味が分からないノートであっても手放せないのは自分にとって大事なものだと感じているからなのか?
今のままでは誰かに読んでもらうしかないはずですが、もしかすると一学期のテストで実力をみせた様に時間さえあれば自力で何とかしてしまうのかも知れません。
風呂に入って羽を伸ばすカズミたち。
そのカズミによれば佳奈の中学への転校手続きをしたのだという。
まさかの話に驚く佳奈ですけど、今までずっと寝てばかりの彼女に学力なんてものがあるのか疑問です。
リハビリはしているとは思いますが、おそらく文字だってまともに書けないはずです。
そのカズミによると自分と村上はチューする間柄だと寧子に教えたんだとか。
なかなかズル賢い事をするカズミですけど、あるいはそのせいで寧子が余計にやきもちを焼く展開もあるのかな?
そんな余計な情報を得ているからなのか、良太にきつく当たる寧子。
だが良太にすれば寧子と初めて会った時に戻っただけだった?
寧子が忘れても自分は寧子との思い出は絶対に忘れないと約束したのだと言う。
「だからお前の記憶がなくなったって…また一緒に思い出を作ればいいだけの話だ」
そんな優しい言葉に何かを感じる寧子だったのだが…。
あるいは、元の関係に戻るのは時間の問題なのかな?
良太が自分たちにどれだけの事をしてくれたのかも分かっていない寧子ですが、また研究所の刺客とぶつかる様な事になれば良太がどれだけ大切な存在か理解する事になるのかも知れません。
一方、寧子の手前なんでもない様に振舞った良太だが、やはり忘れられてしまった事は悲しいらしい。
その絶対記憶ゆえに涙を流す良太。
どうやら今後も「記憶」が物語の柱になりそうです。
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