
別冊少年チャンピオン「聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話・外伝」第66回です。
黒い射手座の姿を目撃し衝撃を受けたシジフォス。
そんな未来があってはならないと幻影に対して必殺のケイロンズライトインパルスを放つシジフォスだったが、「俺の未来は大罪人」だと、逆にケイロンズダークインパルスを食らってしまう。
それでもかつて聖闘士を目指した日の事を思い出し、黄金の矢で幻影を打ち消したシジフォスだったのだが…。
突然兄イリアスが現れ、何と聖域を離れようと誘って来たのだ!!
「私にはお前が聖域という森の中で悪意の風に惑わされているように見える」
「それが故にお前は風や大地の声が聞こえぬのだろう」
シジフォスがイマイチ覚醒し切れない理由を自分なりに解析するイリアス。
自分と同じ感覚で世界を見たいのなら共に大地の果てに行こうと誘うイリアスだが、一緒に闘う仲間がいるシジフォスにとってそれは子供の頃の話なのだという。
もうすぐ聖戦が始まるのに黄金が2人も抜ける訳にはいかないと、「残る」事を宣言するシジフォス。
その上で「英雄の兄がいなくなったら皆の士気が下がる」と、兄にも考え直す様に進言するシジフォスだったのだが…。
「…そうか わかったぞ…」
「これも巫女の幻影…そうでなければ兄さんがそんなこと言い出すはずが…」
何と、兄まで幻影だと考えだしたシジフォス。
だが、そんなシジフォスに自分が本物である事を伝えるが如く、光速拳を放って来たのだ!!
『予測すらできなかった…こんな光速拳 幻覚なんかに放てるわけない…これは』
『兄さんの拳…!!!』
イリアス本人の攻撃である事を確信するシジフォス。
と言うより、自分の幻覚のケイロンズダークインパルスまで食らっているシジフォスですけど、その力に何かオリジナルとの違いの様なものを感じているのでしょうか…?
世界は人の雑音に満ちていると言うイリアス。
聖域もまた例外ではなく、果たして人は保護するべき存在なのかと、思わぬ言葉を吐くイリアスに動揺するシジフォスだったのだが…!?
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