
吉河美希の少年マガジン連載「山田くんと7人の魔女」第86回(番外編1回含)です。
白石うらら・小田切寧々・大塚芽子・猿島マリア・滝川ノアら魔女の能力をコピーする力を持つ私立朱雀高校に通う超常現象研究部2年生・山田竜。
一年前の春過ぎの頃、超常現象研究部2年の宮村レオナと山崎春馬の2人はすでに6人の魔女を把握していたのだという。
そんな中、西園寺リカが仮入部の形で現れ、そんな彼女が7人目である事を教えられた山崎。
自分一人が犠牲となり、レオナを学校から逃がした山崎だったのだが…!?
リカの目から逃れ、自宅に逃げたレオナ。
その翌日、山崎に電話をしたレオナだったが、すでに彼は自分の事を忘れていたのだという。
それから一年、学校に行く事を拒んでいたレオナ。
「だとしたらどうして山崎は会長になったんだ?」
一方で、レオナの話に疑問を感じた山田だったが、記憶が消えていたのなら約束も忘れているはずであり、なのに会長になった理由が分からない様子。
「おそらくリカに何かふき込まれたのだろう」
「会長になる理由はなくなっても 候補であるという状況は変わらなかっただろうからな」
山崎が会長になった背景にリカが関与していると睨むレオナ。
ならば、会長になって改めて魔女の存在を知った事になるのだが…。
会長になった本来の目的を忘れているのなら真実を伝えなければという寧々ですが、それで理解してもらえるのなら山田も玉木も苦労はしません。
「ありがとう おまえたちにこうして話せてだいぶ楽になった」
一方で笑みさえ浮かべるレオナだが、これでようやく決心がついたのだと言う。
「これから学校へ向かう!!」
何と、人目もはばからず服を脱ぎ出すレオナ。
「いいんだ 私はもう耐えられないんだよ」
「山崎のあんな姿…見てられないんだ…!」
事件以来一度も学校に行っていないないにも関わらず、今の山崎の姿を見た事があるかの様な言い方をするレオナだったのだが…!?
結局、彼女を止める事が出来ず、リカのところに案内せざるを得なくなった山田。
何かを考える山田だが、あるいは山崎とレオナの関係を何としても元に戻そうと決意したのかな?
生徒会に阻まれ、うららを救い出す事も出来ていない山田。
果たしてこれから行われる「儀式」はその全てをクリアする事が出来るのでしょうか…?
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