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Channel: いけさんフロムエル
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「アオイホノオ」~本当に新人なのかっ!?驚愕の井上紀良と予期せぬ緊急連絡!!

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a画力の差1

ゲッサンにて連載中の島本和彦「アオイホノオ」通算104回目です。

新しい特撮番組「宇宙刑事ギャバン」をチェックし、絶賛する焔と高橋。
その一方で、所詮子供と自分たち一部の若者のものに過ぎず、漫画ジャンルのヒエラルキーもトンコさんたちとは真逆になると理解する焔だったが、そんな焔に高橋は矢野健太郎先輩が週刊ヤングジャンプで連載を始めた事を報告する。
その内容が得意の変身ヒーローものではなく日常ラブコメ「ネコじゃないモン!」だった事に衝撃を受けた焔。
焔が認識しているヒエラルキー図をあえてプロの証としてひっくり返したと感じる中、自分と同じ新人で雁屋哲が原作を手掛ける作品がある事に気がついた焔だったのだが…!?

漫画界と言う名の大きく荒れ狂うジャパニーズコミックオーシャンに、しかも一週間に一度生命がけのでかい波のくる週刊ヤング誌にこぎ出した矢野健太郎。
自分もまた月に一度漫画生命を脅かす大波のくる月刊少年誌にいつの間にかこぎ出された焔だが、そんな彼にとって同じ「雁屋哲原作」舟に乗って闘い続ける作品がある事を発見したのは衝撃的だったらしい。
新人なら自分と年だってさほど変わらないと感じた焔。
『なのになんだ…ものすごい基本的画力の差は!?』
以前からずっと画力を気にしている焔ですけど、プロとして雑誌に作品を発表する様になってより深刻にとらえている気がします。

何を読んで育って来たのかが根本的に自分と違うとまで考えた焔。
ウイキによれば井上紀良は青柳裕介・間宮聖士の元でアシスタント経験を積んだ上で1978年の少年キング「パイナップル・ジョー」でデビューし、その後ヤングジャンプで第4回青年漫画大賞にて「エンジェルス」が入選。
作中の「男は天兵」は1982年ですから漫画家としての土台はすでに出来上がっていると言えます。

この頃はネットもなく、そういった情報を入手するのは色々難しい時代だった訳ですが、そういう事を知っていたら打ちのめされ方も違っていたかも知れません。

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