
今週はセンターカラーで登場しました。
6本の新連載の中でも安定性を感じさせる田村隆平作品「腹ペコのマリー」。
このところジャンプの新連載は長く続くものは稀な感じになってますけど、さすがは「べるぜバブ」で成功した実績が違うのか、「ペコマリ」はすぐに終わる事はない感じがします。
となればこの先どういう方向に話が進んでいくのか気になる訳ですけど、とりあえず一番目に付くポイントとして男女入れ替わり劇をどこまで描くつもりでいるのかは気になりますね。
少年誌でのTSネタといえば「らんま1/2」が有名ですけど、思えば決してこれ以上は踏み込まないラインの様なものが存在していた気がします。
近年では「山田くんと7人の魔女」なんてのもありましたけど、色っぽいシーンはあっても決してそれ以上踏み込む事はなかったですし、「腹ペコのマリー」も絶対にこれ以上先には進んではならないという少年誌の自己規制ラインの様なものがいずれ見えて来るかも知れません。
さて、ようやく待望のアンナ手作りの弁当を食べる事になったマリー。
姿はタイガのマリーに不審なものを感じたマモルだったが、マリーと殴り合い互いに突き指してしまう。
そんな中現れ、弁当を奪って食べてしまった蘭城。
圧倒的な飢餓感から地獄の蓋を開け骸骨たちを呼び出してしまったものの、アンナが用意したもう一つの弁当に満足するマリーだったのだが…!?

鏡を前にしてマリーに呼びかけるタイガ。
たらふく食って寝てしまったというマリーだが、何とトイレというTSものとして避けられない事態に直面していたらしい。
マリーの返事がなく、いよいよ追い詰められてしまったタイガ。
「鷺宮も中世の貴婦人は立ちションするっつってたし」
立ちション前提で用を足そうとするタイガですけど、座るという選択肢はなかったのかな?(笑)
何とか見ないように、触らないようにと気を付けながらドレスの裾をめくったタイガ。
そこから先の描写が無いのでどうなったのか良く分からないのですが、用を足さずに終われるはずがありません。
用を足した後始末も触れなければ出来ない訳ですし、正面切ってトイレ問題を描いたにしては疑問がさらに増えてしまった気がします。
一方で、これが過去の作品だったらどうなっていたのかといえば、基本的に少年誌では避ける傾向がある気がします。
先の「らんま」でも風呂の話は何度となくありましたけど、基本的に自力で男に戻れる事からトイレはほぼスルーでした。
これをしっかり描こうとするなら青年誌以上でないと無理だと思いますし、今後も色々誤魔化されるのは仕方ないのかも知れません(苦笑)。
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