
ゲッサンにて連載中の島本和彦「アオイホノオ」通算99回目です。
ついに新谷かおるの仕事場にやって来た三上と焔。
禁断の知識を焔が知る事を心配する三上だったが、それを聞いてしまったら漫画家としては終わりなのだという。
その新谷先生にいきなり締め切りの話を切り出され、動揺した三上。
焔が原作付きで連載を始めると聞き、原作通りにやらなくていいと、何やら危険な事を口にした新谷先生だったのだが…!?
原作は漫画を描く為の素材の一つであり、そっくりそのまま漫画にしなくてもいいと言う新谷先生。
まさかの言葉に頭を抱える焔だが、テレビでよく漫画原作者の先生ネタが出る時、自分の書いた文章をそのまま使わないと絶対に許さないと聞いていたらしい。
「たしかにそういうパターンもある」
「そういう仕事だったら、俺は受けん!そして受けた以上は変える!!」
何と、原作を変える事を前提として仕事をしていた新谷先生。
さすがに動揺を隠しきれない焔だが、それでも新谷かおるという業界内に顔の利く漫画家の話であり、それ故にできる事で新人の自分が真に受けていい話だとは思わなかったらしい。
これこそが新人漫画家をダメにする禁断の知識ではないかと三上に確認した焔。
「そう…だね?でも、原作にもいろいろあるからね…うん…」
「原作は変えちゃってもいいんじゃないの?」
何と、三上さんまでが新谷発言を肯定して来た!??
まさかの展開に驚きを隠せない焔。
ここから禁断の話を聞かされる事になった焔ですけど、考えてみれば編集者として原作者よりも最終的に原稿を上げる漫画家寄りになるのはある意味当然なのかも知れません。
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