週刊少年ジャンプ「ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ」第８４０回です。
イチジ・ニジが到着し、家族そろって食事を取る事になったサンジ。
食事を粗末にし、料理長コゼットにあたるニジに怒りを見せたサンジだったが、父ジャッジにゼフの写真を見せつけられてしまう。
ゼフと海上レストラン「バラティエ」が人質になってしまい、何も出来なくなってしまったサンジ。
ボロボロにされたコゼットに怒りを見せる中、ヨンジの案内で秘密の部屋に入ったサンジだったのだが…！？
人が沢山入った巨大な装置に衝撃を受けたサンジ。
「培養液」に入れられていた同じ顔の男たちだが、何とここで人間が作られているのだという。
ジェルマは代々科学の国であり、父ジャッジも優秀な科学者だったというヨンジ。
かつては海外の無法な研究チームに所属し、Ｄｒ．ベガパンクと共に兵器の研究をしていたらしい。
そのベガパンクが成した偉業こそ生物の「血統因子」の発見なのだが、神の領域ともいえる内容が危険視され「世界政府」に逮捕されたんだとか。
研究チームは政府に買収され、その政府から逃れたジャッジは一人「ジェルマ」で研究を続けたというヨンジ。
その結果が地下施設であり、ここにいる者は全員たった数名の優れた兵士達のコピー、クローン兵なのだという。
だが、当の本人たちはそんな事は何も知らないでいるらしい。
彼らは死を恐れず裏切らない様にプログラムされており、あらゆる国々がジェルマの軍隊を恐れると同時に憧れ欲しているというヨンジ。
「２０歳の兵士を１人作るのに５年かかる ここは兵士のストック倉庫さ…！！」
ジェルマの凄さを自慢気に語るヨンジ。
命を軽く扱うジェルマですが、王族という立場から人を見下している彼らだからこそ喜々としてやっているともいえます。
その一方で、何かのはずみで全てが瓦解しそうな気もしますけど、外部からの攻撃には万全の態勢を整えているでしょうし、あるとすれば裏切るはずがない内部からしかない気もします。
そういう意味では今回サンジが帰って来たのは数少ないその機会が訪れたと言えるのかも知れません。
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