
岡本倫の週刊ヤングジャンプ連載「極黒のブリュンヒルデ」第142回です。
自分が手に入れたものが本物の宇宙人だと確信し、協力者・秋山を銃殺してしまった柱谷小五郎。
一方、カズミと良太が付き合う事になり、寧子が気になったクラスメイトの柏木リサは寧子が魔法を使っている場面を目撃してしまう。
その放課後、カズミにカチューシャをプレゼントした良太だったが、柏木リサが乗った車が対向車と激突する場面に遭遇する。
炎上し絶望的な状況になる中、佳奈の予知で動いていた寧子たちが現れ、ギリギリでリサを助けるのだが…!?
人目を気にしなければどうにでもなると言っていた初菜。
救急車で運ばれるのを眺めるだけになってしまった3人ですけど、要するに死んでないならいつでも大丈夫という考えが最初からあったのかな?
「柏木さんは後で病院に行ってきれいに治してあげるわ」
そう言う初菜ですけど、全身大火傷で救急車に運ばれた事を考えると面会謝絶で普通に会うのは難しいんじゃないのかな?
溶けるところを誰かに見られる訳には行きませんし、当然忍び込む事になるんだと思いますが、その際には防犯カメラのかく乱などカズミの協力は不可欠なはずです。
そのカズミは今回の件を目撃し、無力感を感じる事になった様子。
『なんやこれ?私は…ボーッと見てるだけでなんも出来んのか…』
涙まで浮かべるカズミですけど、3人がチームで動いて自分にはお呼びすらかからなかった事がショックだったのかな?
「アホ抜かせ 私をなめんなよ」
表情が変わり、デートを中断して先に帰ってしまったカズミ。
魔法使いとしてのプライドを傷つけられたと感じたらしいカズミですけど、彼女も浮かれてばかりではないらしい。
そんな柏木リサだが、結局初菜が治す事になった様子。
あんまり完璧に治すと不自然だから顔とか見える場所意外は多少傷は残したという初菜ですけど、全身火傷が一夜にしてきれいになっている時点で十分不自然なんじゃないのかな?
それこそ本来なら何ヶ月も入院が必要なところなのに2週間くらいでの退院もあると思いますし、運ばれて最初に処置した医者たちは不思議に思うはずです。
あるいはそれがキッカケでヴィンガルフに連絡が行く可能性もあるのか?
一方で、リサはすでに寧子も魔法を見ていますし、もしかすると事故現場でも炎に包まれながら寧子たち3人の姿を見ているかも知れません。
だとすると寧子は命の恩人だと理解する事になる?
その一方で、自分の体を治療したのが寧子の仲間の力だ察したとすれば「どうせならもっと綺麗にして欲しかった」とか、勝手な事を言い出すかも知れません(笑)。
そんな功労者の初菜に能力の限度を問う良太。
色々試したが案外短く死んで数分が限度で、それ以上時間が経つと脳細胞が死んで元には戻れないらしい。
自分の目の前で死んだ人以外は治せないし、2人以上死なれてもハングアップするから1人しか治せないと言う初菜。
今回もドロドロになって戻って来た初菜ですけど、その説明からすると助けられなかったケースが何度かあったはずです。
しかも必ずドロドロになるから寧子か誰かの付き添いは必須で、彼女たちはその度に無念を感じる事になったのは十分予想出来ます。
そんな謎の実験結果ですけど、現実的に近くで事故が起きてばかりではないですし、あるいは病院にでも忍び込んで色々試したりしたのでしょうか?
虫などで実験した可能性もありますけど、脳細胞にまで言及しているところを見ると少なくても犬猫クラスの実験はしているはずです。
今回もヴァルキュリアとの戦いの時と同じ様に風呂敷に包まれて天文台に戻って来たらしい初菜。
と言うより、病院から女子高生が風呂敷を背負って出てくるって怪しすぎない?
これでもし警官などに呼び止められたら「中身は人肉です」とでも答えるのでしょうか?(笑)
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