
高橋留美子「境界のRINNE」第262回です。
民家の庭先で一心不乱に乾布摩擦をする老人の霊を見かけた桜。
実はその道はよく通るのだがそんな老人は見かけた事なかったのだという。
その一方、りんねは自室に依頼人を入れていた様子。
わざわざりんねの部屋で話しているところを見ると百葉箱経由ではなく噂を聞いて直接りんねのところに来たのかも知れません。
電気も無く、暖かくもないコタツに入り、真っ暗な中一本のローソクのみで話を聞く事になったりんね。
相変わらずの極貧生活ですけど、祖母はちゃんとした生活をしている訳ですし、少しは仕送りとかしてもらってもいいんじゃないのかな?
そうでなくてもちょくちょく実家に行って物資をもらってくるくらいの事はしてもいい気がします。
そんな部屋に来た一年三組鳥波田タツヤだが、もともと寒がりで朝の冷え込みに備えてエアコンを24℃に設定して寝ているのだが、朝起きると最強の冷房に変えられてしまうらしい。
そんな話をする中、部屋を訪れてきた桜。
乾布摩擦をする老人の霊の話にすべてを理解するタツヤだが、実は彼のじいさんは昔気質の頑固者で子供の頃から乾布摩擦に付き合わされたのだという。
冬になっても暖房はコタツのみで決してストーブやエアコンを使わなかったと言うタツヤ。
その一方で、夏の間は寒いくらいに冷房を入れるじいさんだが、この夏に熱中症で亡くなってしまったらしい。
そんな話にようやく事態を理解する桜ですけど、よく通る道なのに何で今まで見かけなかったのかな?
夏まで生きていたんだったら生きているじいさんの姿を見かけてもおかしくない気がするんですけどね。
祖父が亡くなった事でその部屋を使う事になったというタツヤ。
早速部屋の暖房を入れるタツヤだったのだが…。
何と、いきなりじいさんの霊が現れ、リモコンを冷房にしてしまったのだ!!
そんなじいさんに直接話を聞くため黄泉の羽織を着せて実体化させたりんね。
ようやくタツヤにも見えるようになった訳ですけど、初めてそういうのを見るはずのタツヤが簡単に受け入れるのが(いまさらですけど)ちょっと不思議ですね。
りんねが死神である事を知っていれば「そういう事もあるか」という反応も分かりますけど、らんまが女に変身する事がみんなに知られた様にりんねの存在もいい加減明確にすべきなのかも知れません。
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