
あだち充のゲッサン連載「MIX」第31回です。
前身の須見工から通算で創部60周年になるという健丈高校野球部。
名門復活を目指して3年前まで四国の名門野球部コーチである小宮山新平を監督に招き、監督自ら有望選手をピックアップし、その5人を一年がかりでくどいて健丈に入れたのだという。
その健丈高校と一回戦でぶつかる事になった明青学園。
その初回、余裕を見せる相手に対し、3人で仕留めた一年生エース・投馬だったのだが…!?
1回裏、健丈の一年生エース・喜多と勝負する事になった投馬たち。
左の変則投手であり、そのクセ球は簡単には打てない様子。
1番ショート平尾、2番セカンド室谷と凡退し、2アウトで打席に入った3番の走一郎。
だが、やはり彼だけは別格なのか、初対決で攻略してしまったらしい。
結局、4番今川が凡退し、走一郎のヒットだけで終わってしまった初回の明青の攻撃ですけど、走一郎以外の打者が打てないとなると少し苦しいかな?
南郷あたりが何かしてくれると期待しているんですけど…果たしてどうなる事か?
二回表、いよいよ問題の赤井と対戦する事になった投馬。
二球でアッサリ追い込み、三球目にチェンジアップを投げた投馬だったのだが…。
何と、アッサリ2塁打を決められてしまったのだ!!
ちゃんとタイミングは崩せたし、フォームではバレていないと感じた走一郎。
崩せたから2ベースで済んだと考え、今日の試合赤井の前にランナーを出すのは禁止だと、投馬に指示を出す走一郎だったのだが…!?
何やら想像以上の身体能力を持っていたらしい赤井。
思えば弟はサッカー選手としては優秀ですが、元々野球選手だったのにサッカーに転向せざるをえなくなった事を考えると兄の野球センスは完全に別格なのか?
そんな彼が初球からボールをじっくり見ているのが気になるところ。
投げた瞬間の投馬の握り方すら見えていた様な節もありますし、だとするとチェンジアップはもう通用しないのかも知れません。
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