別冊少年チャンピオン「聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話・外伝」第７２回です。
１００年前海賊として名を馳せ、一国ほどの財宝を手にしその富をもとに貴族まで上り詰めたウォールデン家。
その相続権は１４歳の少女クリスに一任されたのだが、実は身内に変死が続き一家が断絶し、姉ウルスラまでが変わってしまい、聖域に助けを求めたのだという。
そのウルスラの悪魔、冥闘士・天寿星ヴァンパイアのエアハートと激突したアスプロス。
アナザーディメンションで敵をまるごと異次元送りにするも、反撃を受け船と部下を失ってしまったアスプロスだったのだが…！？
クリスと共に隠れ家となる屋敷に案内されたアスプロス。
執事の少年によるとこの屋敷はウォールデンの一族でも一部にしか知られておらず、少年の祖父の代以降ほとんど使われていないのだという。
そんな執事の正体に最初から気が付いていたらしいアスプロス。
「もう良かろう お前の三文芝居には飽きた」
「見世物はまだあるのだろう？とっとと見せろ」
何と、クリスの心配をしていた少年は敵側だった！？
体が崩れ変貌を遂げ始めた執事の少年。
「地因星ウプイリのレイボールド！」
「エアハート様の美菜の御名の前に お前らを仕留める！！！」
蝙蝠の体に人の顔を持つというウプイリ。
吸血鬼の配下という意味では「らしい」冥闘士の登場となった様です。
無数の赤い蝙蝠による攻撃「マーデラスブラッド」を放って来たレイボールド。
アスプロスの聖衣は海に沈んでおり、もうクリスは守る事は出来ないと断言するレイボールドだったのだが…！？
海に沈んだ事を指摘するレイボールドですが、そもそも主の危機に駆けつけてくるのが聖衣です。
その点はアスプロスも全く心配してはいなかった様ですけど、デフテロスに向かった時の様に逆らう可能性も考えなかったのでしょうか？
すでに巫女殺しを行うなど、暴走気味になっているアスプロス。
思えば蟹座デスマスクも最後の最後に聖衣に見捨てられたとはいえ、ギリギリまで守られていましたし、聖衣側としても主と認めても良しとするボーダーラインの様なものがあるのかも知れません。
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