
荒川弘の少年サンデー連載「銀の匙 Silver Spoon」第110回です。
アキを大学に行かせる為に勉強を教える傍ら自ら会社を立ち上げる事になった大蝦夷農業高等学校・酪農科学科3年生にして馬術部・副部長の八軒勇吾。
全てを賭けて最後の勝負に出たアキだったが、何とノーミスの上に53秒48というハイスピードでクリアし、予選2位でエゾノーの全国出場が決定する。
そんな会場に八軒の両親も来ており、まさかの再会にいい雰囲気だったアキと八軒は硬直してしまう。
全国の会場となる御殿場に世界三大ハムのひとつ「金華火腿」がある事に興奮する八軒たち。
その一方、いよいよピザの試食会の準備に入る八軒たちだったのだが…!?
試食会をするにあたってピザ窯をどうするか考える八軒たち。
商売に使う事からエゾノーの窯を貸してもらえるのか心配する大川社長だが、こんな時こそエゾノー生の利を最大限に使うのだという。
チーズ研究会とピザプロジェクトの合同調査という名目で校長に直訴した別府と吉野。
多くの人に食べてもらってデータを取る為という理由で窯を増やす事を了承させてしまったらしい。
何と、八軒の拾い物に加えさらに2台の石窯が追加されたエゾノー。
まんまと大量生産を可能にした八軒たちですけど、それって八軒の会社は当分ここを使うつもりって事なのかな?
どのくらいのコストがかかっているのかは分かりませんが、いずれはちゃんと会社の土地を確保し、そこに石窯も設置する事になるのでしょうか…?
「十勝こがね」「インカのめざめ」「シャドークイーン」の3種類のイモを用意した西川。
対する吉野も「モッツァレラ」「ラクレット」「ゴーダ」の3種類のチーズを用意したのだという。
それを均等の割合で混ぜるのが吉野流だと言う吉野。
その上であまり万人受けではない青カビチーズ「ゴルゴンゾーラ」まで用意して来たらしい。
そんな組み合わせで6種類のピザを作った八軒たち。
A…吉野流チーズ+十勝こがね+ベーコン
B…吉野流チーズ+青カビチーズ+十勝こがね+ベーコン
C…吉野流チーズ+インカのめざめ+ベーコン
D…吉野流チーズ+青カビチーズ+インカのめざめ+ベーコン
E…吉野流チーズ+十勝こがね+インカのめざめ+シャドークイーン+ベーコン
F…吉野流チーズ+青カビチーズ+十勝こがね+インカのめざめ+シャドークイーン+ベーコン
B…吉野流チーズ+青カビチーズ+十勝こがね+ベーコン
C…吉野流チーズ+インカのめざめ+ベーコン
D…吉野流チーズ+青カビチーズ+インカのめざめ+ベーコン
E…吉野流チーズ+十勝こがね+インカのめざめ+シャドークイーン+ベーコン
F…吉野流チーズ+青カビチーズ+十勝こがね+インカのめざめ+シャドークイーン+ベーコン
別府が用意した隠し味の「マヨネーズ」「黒コショウ」も使っており、みんなのアイディア盛り沢山となった試食会だったのだが…!?
何やら微妙に変えてその違いを見ようとする八軒たち。
アンケートという形で珍しく他人に判断をゆだねる八軒ですけど、結局いくら舌がしっかりしている八軒であっても一人で決める事は出来なかったのか?
今後も判断に困る様な事はあると思いますけど、もしかするとその時も社長の独断で決めるのではなく、今回の様に食い意地の張ったエゾノー生を上手く利用する事を考えるのかも知れません(笑)。
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