荒川弘の少年サンデー連載「銀の匙 Silver Spoon」第１０９回です。
アキを大学に行かせる為に勉強を教える傍ら自ら会社を立ち上げる事になった大蝦夷農業高等学校・酪農科学科３年生にして馬術部・副部長の八軒勇吾。
タイムを捨て、細かい減点でおさえる作戦に出た八軒だったが、バーを一本落としてからガタガタになってしまい、
結局タイム８０秒０８総減点１４という散々な結果になってしまう。
ラストのアキがパーフェクトを決めなければ全国に駒を進められなくなってしまったエゾノー馬術部。
そんな中、東京で働く駒場のところに朗報が届くのだが…！？
勝利を目指して疾走するアキ。
スピードも重要である事からかなり速いペースで跳ぶアキだが、かなり集中しているからかノーミスでクリアする事に。
タイムが表示された瞬間、右手を高く突き上げたアキ。
何とタイムは５３秒４８！
合計タイムが１８４秒７６となり、神威高校の１８４秒８３をわずか０秒０７の僅差で敗ったのだ！！
正に紙一重の勝利を手にしたエゾノー。
エースとして期待通りの実力を見せたアキですけど、やはり精神的に充実していた事も大きかったのかな？
大蝦夷畜産大学の推薦を狙う意味でもこの活躍は大きいと思いますし、彼女にとっても一つの転機になったのかも知れません。
その一方で、わずかな差で全国を逃した神威としては悔やんでも悔やみきれないか？
最後はアキと握手もしていた様ですけど、その胸中は複雑でしょうね。
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