
ゲッサンにて連載中の島本和彦「アオイホノオ」通算69回目です。
約束通りワンダーマスミ役の凩ますみを連れて来たミノムシミノコ。
生ワンダーマスミに心を奪われていくのを止められない焔だったが、一方でどうしたらいいのか返答不能に陥ってしまう。
一方、手塚治虫と対面した庵野たちだったが、手塚キャラを使わなかった事を暗に指摘されてしまう。
山賀が手塚治虫を知らなかったという話にやりきれない思いを抱く一方、自分も誰かに何かを言ってもらうべく原稿に取りかかる焔だったのだが…!?
少年サンデー38号を手にして衝撃を受ける焔。
何と、ついに「うる星やつら」のTVアニメ化が決定したのだという。
自分だけの高橋留美子でなくなってしまったと体を震わせる一方、TV局がこれを狙って来た理由を考える焔だったのだが…。
『4月にアニメ化して…大好評の「Dr.スランプ」の影響か?』
また懐かしの「Dr.スランプ」ですけど、「うる星」のちょうど半年前から始まったんですよね。
その「うる星」が始まるまで水曜の夜7時半はアニメ枠ではなく、トーク番組の「スター千一夜」とかやっていて、当時まだビデオを持っている人がかなり少なかった時代、「うる星」の本放送を全部録画していた人を探したら「スター千一夜最終回(うる星第一話予告)」まで録画している人がいて凄くビックリしたのを覚えています。
(しかも当時最高画質のベータⅠ。ゲームウオッチのCMとか鳥肌もの。)
この「パニックin幽霊民宿」はコミックス10巻のエピソードで、自分はこの少し後くらいからサンデーを買い始めた為、このアオリ文入りの扉絵は本誌では見ていません。
また、このエピソードはアニメ第103話であり、人気が出てアニメが2年間放送しなければこのエピソードはアニメにはならなかったかも知れません。
(この頃は夜7時台は各局アニメが多く、曜日によっては何番組も重なったりしていました。)
「うる星やつら」のアニメ化は手放しでは喜べないと言う焔。
その理由①として、少年サンデーの漫画のアニメ化というのがいつもパッとしないのだという。
『こう…なんか…暗いのを…無理に…明るく…でもやっぱ暗い…みたいな!』
何ともすっきりしない表現をする焔。
一方でマガジンのアニメは成功例が多く、単なる漫画→アニメの作り直しではない独特のプラスアルファの味をもつアニメ作品に仕上がっているのだという。
『「うる星やつら」のアニメ化が――怖い!!』
「無理だ!」
最初から否定的な焔。
だがしかし、アニメ「うる星やつら」が評価されるのは正にこの「プラスアルファ」の点のはずです。
半年を過ぎたあたりからアニメ誌で特集されまくっていた「うる星やつら」。
ならば、いつか焔がアニメ「うる星」について語る時が来るのか?
出来れば「DAICONフィルム」の時の様に細かい解説を聞かせて欲しいですね。
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