ヤングジャンプに移ってからの「ローゼンメイデン」第６６回（番外編１回含）です。
崩壊し始めた世界に驚く“まかなかったジュン”たち。
実はすべてが幻であり、鳥海階人は雪華綺晶が作り出し、転校生・柿崎めぐも存在してはいないのだという。
そんな中、蒼星石・翠星石・金糸雀のものに加え、自身のローザミスティカを真紅に差し出した水銀燈。
自分を愛してくれなかった世界をただ憎む雪華綺晶に対し、これが自分のアリスゲームだと、自身のを含む６つのローザミスティカを差し出そうとする真紅だったのだが…！？
「私ははじめてお父様に逆らいましょう」
「与えられるのではなく奪うのではなく…私は生み出すものになりたい」
「それが私のアリスゲーム」
争い戦う事だけが唯一生きる意味だった真紅たち。
だが、義務ともいうべきそれを否定し、すべてのローザミスティカを雪華綺晶に与えるのだという。
「何も持っていないと言うのなら 何もかもを貴女に差し上げるわ だから泣かないで」
思わぬ姉・真紅の言葉に驚く雪華綺晶。
「…どうして…私をアリスにして良いと仰るの？」
「ええ そうと望むなら」
「もう…一人ではないの？」
「そうよ 姉妹のみんながこれからは貴女と一緒だわ」
自分が望んでいた言葉を姉の口から聞かされた雪華綺晶。
そんな彼女がアリスとなり、長かったアリスゲームが終焉になるかと思われたのだが…！？
果たして、この真紅の決断を水銀燈は予想していたのか？
ドールとマスターの絆を感じ、妹の真紅にすべてを託した水銀燈。
あるいは彼女もまた雪華綺晶の事を考えつつも、自らその決断は出来ないと妹に託したのでしょうか…？
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