
岡本倫の週刊ヤングジャンプ連載「極黒のブリュンヒルデ」第82回です。
フレイヤを出し抜き、ついに九の居場所を見つけ出してしまったカズミ。
すぐさま動き出したヘクセンヤクトだったが、実はもう一つ九が隠していた不動産があり、むしろそちらが本命なのだと言う。
その一方、母から連絡を受けた良太だったが、何と天文台が壊れている件が問題になっていた。
何とか上手く誤魔化した帰り、寄った天文台でいきなり寧子の攻撃を受け意識を失う良太だったのだが…!?
「寧子…?」
暗闇の中で一瞬反応するヴァルキュリア=真子。
良太に一瞬だけ魔法を使った寧子だが、しっかりとそれはヴァルキュリアに伝わっていたらしい。
「どうした?」
そんな彼女に声をかける相手といえば九所長しかいないはずですが、真っ暗な場所で声だけしか聞こえてきていません。
何とも印象的なシーンですが、もしかすると自分の脳内での会話であり、実は二重人格だったというのならちょっと面白いですね。
まあ、そんな事はないとは思いますが、ヴァルキュリアの特製のハーネストから考えて、本体の脳とドラシルが会話をしている可能性もあるかも知れません。
倒れている良太の姿を目に焼き付け涙を流す寧子。
「ひょっとしたらもう…村上くんとはこれで最後かも知れない…」
「でも大丈夫 あなたが私のことを絶対忘れないことは知ってるから」
今生の別れになる可能性を感じる寧子だが、その能力から絶対忘れない良太が一生苦しむとは考えなかったのか?
子供の頃死に別れたクロネコの事をずっと引きずっているのは寧子も知っているはずです。
そのまま良太を置いて行こうとした寧子。
だが、一番大切な事を思い出してUターンして来た?
何と、ドーナツを取りに戻って来た寧子。
良太の取り分を口にくわえさせて別れの言葉を口にする寧子だったのだが…。
なんだか全然哀しそうに見えないよねコレ(笑)。
まるで、哀しそうなフリをして心の中では笑っていそうな寧子の行動。
好きな人と別れる決意は出来たものの、ドーナツと別れる事は出来なかった様です(笑)。
そんな“口ドーナツ”は寧子からの永遠の別れのメッセージとなってしまうのか?
あるいはドーナツの甘い匂いが早めに目を覚ますキッカケとなる?
ピンチになると発動する設定になっているという脳内奈波。
こういう外的要因で意識を失った場合、奈波の脳が発動して良太を起こそうとはしないのでしょうか…?
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