別冊少年チャンピオン「聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話・外伝」第６０回です。
聖戦より８年前、シチリア島エトナ山の巨人封じに出向いた牡牛座の黄金聖闘士ハスガード（アルデバラン）。
そこで彼は自身より遥かに巨大な男コル・タウリと幼いセリンサと遭遇する。
子供たちを守ろうとハスガードに立ち向かうコル・タウリだったが、その攻撃で地割れが発生し、ハスガードとセリンサは地下迷宮に迷い込んでしまう。
そのセリンサからコル・タウリが牡牛の心臓にゼウスの血を流して造った青銅人形であり、ゼウスの愛したエウロパとクレタ島を守る自動人形である事を聞かされたハスガードだったのだが…！？
「…コル・タウリよ…お前が神話の時代から生きる自動人形なら…」
「何千…何万年もこのクレタ島を守る使命を貫いてるなら…」
「俺はその歴史に張る覚悟を見せねばならん…！！」
顔面に攻撃を受けながらも、渾身の一撃をコル・タウリの顔に放ったハスガード。
グレートホーンも効かない相手にようやく効果のある一撃を入れる事が出来たハスガードだが、結局技の大小が問題だった訳ではないらしい。
そんな倒れたコル・タウリに近寄ろうとしたセリンサだが、これはハスガードが止める事に。
「お前がコル・タウリを必要としているのは分かる…だが！」
「世界にもあの男が必要なのだ！」
エトナ山の巨人を封じる事はセリンサたちを守る事に繋がると言うハスガード。
「今わかった…俺の使命はあの男の心を動かすこと！！」
身勝手に見えてもこれがセリンサたちを生かし、次代に飛ばす道になると考えるハスガードだったのだが…！？
ここにきてコル・タウリ戦こそが今回の最大の戦いになって来た感がある牡牛座アルデバラン編。
あるいはメインイベントである「エトナ山の巨人封じ」はコル・タウリがメインとなって行われるのか！？
そのエトナ山に再び向かう事になった牡牛座の新黄金聖闘士のテネオ。
果たしてテネオはそこでかつての師とコル・タウリの闘いの痕跡を目撃する事になるのでしょうか…？
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