藤田和日郎の週刊少年サンデー連載「双亡亭壊すべし」第７１回です。
絵の中に引きずり込まれ、子供の頃の衝撃の場面を再び見る事になってしまった残花少尉。
だが、幼馴染の坂巻由太郎が嗤った事を思い出し、怒りから再び自身を取り戻す事に成功する。
体に入って来た侵入者を無理矢理引き千切り、全身傷だからけになって軍の病院に搬送された残花少尉。
怪我に効く＜霊水＞を求めて帰黒がいる「白城白水教」を訪ねた少尉だったのだが…！？
信者たちを力で押しのけ、勝手に「白城白水教」の奥に進んだ黄ノ下残花。
恐れおののく信者たちですけど、血まみれの憲兵が乗り込んで来たとあっては当時の人間とすれば迂闊に近寄る事が出来なくて当然かな？
「お前か？怪我に効くあの＜霊水＞を持つ教祖は…」
白い髪の少女の姿を見付け、彼女が教祖だと理解した少尉。
「聖水」を求めてここまで来た少尉ですけど、「白城白水教」と「聖水」はこの時代ではそれなりに有名なのかも知れません。
剣を抜いて強引に迫って来た少尉に対し、容器にたっぷりと入った聖水を差し出した帰黒。
さすがに慌てた瑞祥だが、それは信者１０日分の聖水なのだという。
それを受け取るや上着を脱いでボロボロの体を見せた少尉。
まるで行水をする様に聖水を被った少尉ですけど、荒っぽ過ぎてこれは信者にしてみればちょっとやりきれないですね（笑）。
聖水を被った事で傷の痛みが消えたらしい残花少尉。
どうやらただの水ではない様ですけど、実は青一たちが関わっている例の生命体に関するものだったのかな？
帰黒の聖水に信者がいくらお布施を出していると思うんだと怒る瑞祥。
双亡亭が建っている土地は元は沼地で、平安時代に星が降った事がそもそもの始まりだと紅に話した帰黒ですけど、この時点でその元沼地の水を（ズバリそのまんまとは思えませんが）何処からか調達していたのかな？
でなければ、その生い立ちこそに重大な秘密があって、青一の様に自身から水を出しているのかも知れません。
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