
藤田和日郎の週刊少年サンデー連載「双亡亭壊すべし」第66回です。
約束通り「絵を描く男」と再会した凧葉。
「ゾンビ」すらも知らない男に疑問を感じた凧葉だったが、何と「黒い手」は彼が凧葉にあげたものなのだという。
そんな彼の正体が双亡亭を建てた張本人・坂巻泥務であると聞き、衝撃を受けた凧葉。
一方、緑朗は双亡亭内部で花嫁のミイラを発見するのだが…!?
沢山のお膳が並べられた部屋でミイラ化した花嫁の死体を発見した緑朗。
その首が目の前で落ちるのを目にした緑朗はあまりの恐怖でその場から逃げ出す事に。
そんな恐怖の中、全てが始まった日を思い出した緑朗。
その日、<双亡亭>から家の裏口のドアを開けて入って来た父親だが、体を支配されながらも必死に抑えようとしていたらしい。
自分の目や口から緑朗に移ろうとした生命体を無理矢理引っこ抜いた緑朗の父。
目からも引っ張り出した父ですけど、そのおかげで緑朗に不思議な力が備わったのか?
ガスを部屋の中に流し、オイルをかぶって息子を逃がそうとした緑朗の父。
破壊者たちが次々と敵の支配下になった事を考えるその精神力はかなりのものがあったと言えるのかも知れません。
そんな父親の壮絶な最期を思い出し、その場に踏み止まった緑朗。
『今さらコワがってどうするんだ…?』
『コワイのは、あたりまえだ!!』
土壇場で前を向いた緑朗ですけど、これまでの経験で彼も精神的に強くなったのかも知れません。
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