藤田和日郎の週刊少年サンデー連載「双亡亭壊すべし」第４１回です。
青一が異星で見て来た事を見続け、その先に双亡亭が出て来た事に衝撃を受けた緑朗たち。
青一にとって初めて見る事になった双亡亭だったが、その場所に立ち込める気配があまりにも邪悪であまりにも禍々しく危険だと理解する。
もうじき門が開き、侵略者は生き残った全ての体を双亡亭に送るつもりだと言う「あのヒト」。
最後の力で「あのヒト」が侵略者に立ちふさがる一方、向こう側の門を破壊する為、来る際に乗って来た旅客機に乗り込んだ青一とマコトだったのだが…！？
侵略者にはそれが見えていたのか、双亡亭の爆撃及び破壊の命令を自衛隊に下した防衛大臣たち。
明かに異常な命令だったのだが、これまた異常な早さで敢行されたのだという。
要撃戦闘機から投下されたＭＫ８２通常爆弾により半径３００ｍの全てを粉砕される事になった双亡亭。
現実には破壊に至らなかった双亡亭だが、同時に知らない所で恐るべき事態が発生していたらしい。
攻撃によって外壁が破壊され、爆風によって内部に溜まっていた淀み切った空気が吹き上がる事になってしまった双亡亭。
実は双亡亭の頭上高く吹き上げられたその空気こそが問題だったのだという。
何と、問題の空間をつなぐ門が爆炎の中に出現する事になったらしい。
この事態を侵略者は予知していた様ですけど、そういう意味では総理と防衛大臣の失態だったとも言えます。
双亡亭への爆撃が新たな事態を呼び込む事になってしまった総理たち。
あるいは、総理たちが若い頃に双亡亭を憎む結果となった事件も、巨大な門を開きたい彼らによる時をかけた策略だったのでしょうか…？
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