
高橋留美子「境界のRINNE」第343回です。
あの世まで出かけ、アルバイトの募集チラシを持って来た六文。
どれも時給三百円以下だと頭を痛めるりんねですけど、普段百円・二百円で大騒ぎしている人間にしては随分と冷静ですね。
一方で、バイトの相場の低さも気になりますけど、そもそもあの世では人件費がかなり抑えられている気がします。
幽霊に金はかけられないと言えばそれまでですけど、りんねもいい加減普通にコンビニなどでバイトをした方がいい気がしますね(笑)。
そんな理不尽なバイトのチラシをチェックしていたりんね。
その中の一枚に目が止まったりんねだが、何と三日間鉢植えを預かるだけで一万五千円ももらえるバイトがあるのだという。
そんな別の意味で理不尽なバイトだが、預かる鉢植えは「罪の木」と呼ばれるものだった様子。
あの世の悪霊浄霊場の周囲に植えられており、地面に漏れた悪霊の罪を吸収するという「罪の木」。
罪を目一杯吸い込むと落葉し、そこで一旦鉢に移すのだが、今回のアルバイトはこの鉢と幹に残った罪を三日かけて浄化する事になるらしい。
思ったより簡単なバイトに安堵する若手の死神たち。
その一方で、絶対に水をあげない様に注意するバイトの依頼者ですけど、水をあげたらどうなるのか説明がないのはちょっと問題がある気がします。
どれだけのリスクがあるのか事前に分かっていればそれだけ注意もする訳ですが、そもそも説明なしで高いバイト料を出すというのは普通に胡散臭いですからね(笑)。
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