
今月はセンターカラーで登場しました。
ヤンジャン時代を思わせるカラー率の高さを誇るウルジャン版「ローゼンメイデン」。
レトロ調のイラストが楽しい扉絵シリーズですけど、この調子だとドールの数だけ用意される気がします。
となると、気になるのは7人目ですけど、この時代では姉妹が雪華綺晶を認識していないんですよね。
もしかすると彼女の出番はないのかも知れませんが、一方で第ゼロドールの存在が示唆されてますし、このあたりが扉絵に反映されて来るのかは気になるところです。
さて、何とか現実の世界に戻る事が出来た菊の妹・華。
2日ぶりに仕事に戻った華だったが、江戸時代の帝都の写真を目にし、「糖蜜の井戸」で見た十二階の崩壊は未来の姿だと確信する。
お屋敷の坊ちゃんに向こうの世界への行き方を尋ねられるも十三階の表示がなく困惑する華。
そんな中、客の忘れ物だったのか、ローゼンメイデン第四ドール・蒼星石を目にした華だったのだが…!?

目を覚ました翠星石を見て涙を流した菊。
安心して気が抜けたという菊だが、せっかく友達が出来たのにもう二度とお喋りが出来ないのかと思ったのだという。
そんな菊の気持ちが嬉しかったのか、自分から抱かれ様とした翠星石。
華に色々言われた事から躊躇する菊ですけど、そんな彼女を見て何かあったと察する翠星石はさすがにお姉さんだと言えます。
夢を見た事で色々思い出したという翠星石。
大切な妹もこの街のどこかで目覚めを待っていると予感する翠星石ですが、よもや菊の妹の手に渡っているとは思いもしないはずです。
その華はドールが入ったカバンを結局自分が住む貧乏長屋に持ってきてしまったらしい。
十二階のお膝元とはいえこの街は華々しいものばかりではないと理解する華。
立派な職業婦人になって故郷のみんなを見返してやると決意する華ですが、「糖蜜の井戸」で見たものが現実になったらそれどころではないはずです。
勝手に持ってきたドールの美しさにうっとりする華。
「あのヘンテコなお茶会で会ったお人形達と似ているような似ていないような…?」
単純にその姿にひかれただけであって、雛苺たちの同類だとはさすがに思わなかったらしい。
そのカバンの中に薇が入っている事に気がついた華。
「はじめまして 僕はローゼンメイデン第四ドール 蒼星石」
螺子を巻かれた事で動き出した蒼星石ですけど、結局華がマスターという事になってしまいました。
姉妹がそれぞれ姉と妹のドールのマスターになってしまった菊と華。
なかなか面白い構図ですけど、もしかすると姉妹の絆というものを蒼星石を通して華は学ぶ事になるのかも知れません。
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