
高橋留美子「境界のRINNE」第324回です。
町内のイベント、食い倒れフェスにやって来た桜。
りんねの母・苺と来た桜だが、彼女が来たかったため付き添いできたらしい。
両親が共働きのため、小学一年生の身では一人では迂闊に出かけられない様ですけど、その両親は娘がこういう場所に出かけている事は知っているのかな?
知っていたとしても親からみれば高校生の桜は赤の他人のはずですし、どうしてそういう知り合いが出来たのか疑問に思ってもいいはずです。
りんねについてきてもらおうと思ったが留守だったという苺。
母としてはそういう場所で何かを食べさせてあげようという気持ちもあったのかも知れません。
そんなりんねだが、あの世のATMでお金を下ろそうとしていた様子。
残金ゼロにショックを受けるりんねだが、どうやら命数管理局からの振込の遅延は常習化しているらしい。
そんな中、よく分からない何かが普通に行列に並んでいる事に気が付いた桜。
しかも周囲の人はそれに違和感を感じていないのだという。
普通に商品を受け取り、胸の中から料金を出した「何か」。
「桜ちゃん見ちゃダメ!」
そんな中、突然声をあげた苺だが、見ている事を気付かれる訳にはいかないんだとか。
小判の様な体をしているそれの正体が「金霊」だという事を知っていた苺。
古来より伝わる金の霊の事であり、訪れた家を栄えさせるというありがたい伝説があるが、何十年かに一度こうやって世間に降りてきてお金を使うという噂があったのだという。
金霊の中にはタンス預金のまま人に使われる事無く終わったお金の霊も含まれており、それを自ら使って供養しているらしい。
何やら随分レアなものに出くわしたらしい桜。
そんな桜にとって便利な解説役となった苺ですけど、中身はベテラン中のベテラン死神ですし、今後もこうやってりんねや桜をサポートしてくれるのかも知れません。
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