
渡瀬悠宇の少年誌連載作品「アラタカンガタリ~革神語~」第210回です。
今までの臆病な姿とはうって変わって殺す気でアメエノに襲いかかったナサケ。
だが、アメエノは自らの属鞘を一撃で吹き飛ばしてしまう。
そんなアメエノの猛威を革たちが目の前にする一方、釆女族の女は自らの生命を賭けてコトハを治療する事に。
生命(ミタマ)は奪うものではなく、繋いでいくものだと伝えて息絶えてしまった釆女族の女。
その一方、激昂したイキスが現れ、街を蹂躙したアメエノに怒りをぶつけるのだが…!?
「これは『降し合い』…お前の『鬼神の力』が弱まる時があること、気付いてないと思ったか」
ずっとイキスを狙うつもりだったらしいアメエノ。
門脇が六ノ鞘に牙をむくなど、すでに互いに協力する必要性がない事からイキス領を襲うタイミングを狙っていたらしい。
「イキスは弱くなどないわッ!!」
もはや怒りの頂点に達しているらしいイキス。
そんなイキスがカナテを操った事を理解する革だが、最早革やカンナギの出番はない様子。
怒りのまま劍神「馨合」を使うイキス。
「この香りは『無気力』!!『怠惰』!!『重圧』!!」
「これを吸えば力が抜けて動けなくなる――!!」
「お前はもうイキスの奴隷だよ!!」
早くも勝利宣言するイキスだったのだが…!?
結局、そんなイキスの攻撃の巻き添えで動けなくなってしまった革たち。
このタイミングで攻撃をすればひとたまりもなかったはずですけど、結局革たちはアメエノの眼中になかったのかな?
むしろアメエノは真っ先にイキスを降したい様に見えます。
あるいはどうしてもイキスを降したいという、何か特別な理由があるのでしょうか…?
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