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Channel: いけさんフロムエル
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「銀の匙 Silver Spoon」~さいならベーコンさん!現実を直視するから夢が生まれる!!

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荒川弘の少年サンデー連載「銀の匙 Silver Spoon」第77回です。

アキを大学に行かせる為に勉強を教える事になった大蝦夷農業高等学校・酪農科学科にして馬術部・副部長の八軒勇吾。
朝から除雪に精を出す八軒たちだったが、みんなで少しずつ金を出して豚肉を買う話が浮上し、八軒をリーダーとする豚肉ファンドがスタートする。
大勢から金が集まり、2頭目に突入しそうな勢いになってしまった豚肉ファンド。
だんだん話が大きくなってしまい、豚肉ファンドの金勘定部門をタマコに依頼する事にした八軒だったのだが…!?

「よかった!八軒君の負担が減ったなら私も一口申し込む!」
何と、八軒に遠慮して申し込んでいなかったアキ。
しかも、遠慮していたのはアキだけではなかった!?
次々と申込が殺到し驚くタマコ。
実は遠慮していた事は事実だが、タマコなら完璧に金を管理してくれるという安心感も理由にあったらしい。

しかし、だとすると八軒にお金を預ける事はみんな不安を感じていたのか?
もしかすると普段から多忙なだけに、間違いを起こす可能性をみんな感じていたのかも知れませんね。

そんなタマコを連れて富士先生に報告する八軒だが、すでに2頭目どころか3頭目まで行きそうになっていた様子。
ならば3頭目は集まった分だけバラ買いにすればいいと考えたタマコだが、八軒としては買うからにはちゃんと一頭買いしたいらしい。
「よし、3頭目が予定口数まで達しなかった時は残りの口数を私が出そう」
そんな事態に、足りない分は自分が出すと言う富士先生。
「私も肉が食いたい!参加させろ!」
そう言う富士先生だが、だとすると富士先生の取り分が一番大きくなるでは?
「そうだ、どうせなら飼育から食べるまでの全工程も経験してみないか?」
そんな中、思わぬ提案をする富士先生。
となりの大蝦夷畜産大学にと畜施設があり、現場で解体を生で見学する事を勧める富士先生だったのだが…!?

そんな話に結局みんなで見に行く事になった八軒たち。
好き好んでかわいがっていた豚が死ぬところを見ようとする八軒の気が知れないと感じる仲間たちだが、八軒が見るというのに自分達が避ける訳には行かないと感じたらしい。
そんな解体見学だが、大学にその施設があるという事は、その道の進学を考えている者は何年もしないうちに自分で手がける事になるのか?
相川にも教える様に言っていた富士先生ですが、あるいはそう遠くない将来に彼自身が動物を解体する側になる事を考えての言葉だったのかも知れません。

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