週刊少年マガジン連載「ＵＱ ＨＯＬＤＥＲ！」第９４回です。
「狭間の魔女」ダーナの元で修行を続ける不死人一家“ＵＱ（悠久）ホルダー”ナンバーズ・ＮＯ．７の称号を持つ近衛刀太。
４５０年前のキティの姿に衝撃を受けた刀太だったが、何とダーナの時の覗き窓をぶち破って中に侵入してしまう。
懐かしい刀太の姿に魔王から少女の顔に戻ったキティ。
地獄を歩き続けるキティに気の利いた言葉をかけられないまま崩壊していく空間に飲み込まれる刀太だったのだが…！？
闇の中、一人落ち込む事になってしまった刀太。
そんな刀太に声をかける幻のキティだが、どうやらキティと再会を果たしたらそれで御役御免という訳でもなかった様子。
何も言えなかったと落ち込む刀太に対し、どんな言葉も慰めも必要ないと言うキティ。
「何しろ殺した数が違う」
「私は永遠に赦されぬ」
平然と語るキティだが、これには刀太も相当驚いたらしい。
「あんた…ずっとそうだったのか？祖父さんや曽祖父さんに救われた訳じゃ…」
ダーナから聞いていたからか、何やら現代の雪姫だと勘違いしていたらしい刀太。
そんな自分は過去のキティであり、お前の雪姫は知らないと言うキティですけど、だとするとこの残留思念を植え付けられた時点で彼女は大量の殺戮行為を行っていた事になります。
となると、刀太に頭をなでてもらった時点で彼女はそんな重荷を背負っていたのか？
４日後の約束をした時は姿を見せられなかったキティですが、もしかするとすでにまともに顔を合わせられなくなっていたのかも知れません。
そんなキティと会っている間、時のねじれにすり潰され存在が意味消滅しようとしていた刀太。
それを無理矢理引き上げたダーナですけど、最早彼女には何も出来ない事は無い様にも見えます。
同時に幻影のキティを置いて来た刀太ですけど、これはもう会えないという意味なのかな？
まあ、さらに別の時代のキティと会う可能性もありますし、いつまでも昔の女の幻影を心に抱えているというのもそれはそれで問題があるのかも知れません（笑）。
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