岡本倫の週刊ヤングジャンプ連載「極黒のブリュンヒルデ」第１４７回です。
佳奈が誘拐されそうになり、体を張って阻止した良太たち。
二度と関わらない様に警告した良太たちに対し、ジャーナリストの男は無言で受け入れる。
カズミたちに言われて姉と話し合う決意をする佳奈。
そんな佳奈の下校を狙って佳奈の姉が現れるのだが…！？
待ち伏せしてまで佳奈に会いにやって来た佳奈姉。
そんな彼女によるとジャーナリストの男・根井から詫びの電話があったらしい。
功名心にはやりさらおうとした事を謝罪したらしい根井。
もう顔を出させないと約束する佳奈姉でけど、いきなり誘拐しようとしたくらいですし、また何か大胆な行動に出る可能性はありそうな気がします。
子供の頃の写真を見せ、佳奈がいなくなったのは６歳の時だと伝えた佳奈姉。
９年前遊びに出かけたままいなくなったのだが、警察に捜索願を出すも事件性がないからと捜索してくれなかったのだという。
そんな佳奈が家を出た時の最後の言葉が意味不明だったと言う佳奈姉。
「宇宙人に会いに行くって」
何と、寧子が消息不明になる時と似たような事を佳奈も言っていた！？
まさかの真実ですけど、あるいは魔女になる者は皆例外なく自分の方から近づいていったのでしょうか？
とはいえ、研究所に拘束されるとは思っていなかったはずですし、みんな好奇心をくすぐられているというか、何か行かざるを得なくなる様な気持ちにさせられているのかも知れません。
少し前にパパが事故死しており、佳奈までいなくなってママが明らかにおかしくなってしまったと言う佳奈姉。
インチキ占い師にはまりお金を失い、生きる目的も失ってしまい、ついには全てを自分に押し付けて自殺してしまったらしい。
そんなママの遺言でずっと佳奈を捜していたという佳奈姉。
新聞記者になったのも佳奈を見つける為であり、その経緯で入手した同時期に何人もの少女が行方不明になっているという情報とその情報を手に入れた記者が死んだ事で佳奈が何かとんでもなく大きな事件に巻き込まれているんじゃないかと思うようになったらしい。
偶然化け物が映っている写真に佳奈を見つけ本当に嬉しかったと言う佳奈姉。
十中八九死んでいると思っていただけに生きているかも知れないとわかったのは本当に嬉しかったのだという。
「あなたは私とママの希望なの」
「そして私に残された最後の家族なの あなたにとっても…」
「別に私のこと覚えていなくてもいいわ あなたの分まで私が覚えているから」
何やら寧子に対する良太の様なセリフを吐く佳奈姉。
そんな彼女の言葉に寧子の気持ちを今になって理解する佳奈だが、姉はそんな彼女をの生活を奪うつもりはなく、言いたくない事は言わなくていいらしい。
姉がいかに自分の事を大切に思ってくれているのか理解し、自然に笑みがこぼれる佳奈。
そんな彼女にようやく関心を持つようになったからか名前を聞く佳奈だが、姉の名前は橘美奈と言うんだとか。
さすがにお姉ちゃんとは呼べないものの、すっかり心を許すようになってきた佳奈。
そんな姉が旅行を提案するのだが、２人の距離を縮めるにはそれが一番だと考えたらしい。
「義務教育なんて適当でいいのよ留年するわけでもなし 盲腸 盲腸」
旅行で学校を休むため、いきなり盲腸にされる佳奈（笑）。
「どこか行きたいところはないの」まさかの提案を受けた佳奈ですけど、当然行きたい場所はひとつしかありません。
そんな姉妹の旅行ですけど、風呂に入ったりしたらさすがにハーネストには気付くでしょうし、彼女も自分が今どういう状況なのか教える事になる気がします。
妹が長生き出来ない事もいずれは知るでしょうし、その時彼女がどんな動きを見せるのかは気になるところです。
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