
吉河美希の少年マガジン連載「山田くんと7人の魔女」第155回です。
紺野つばさ・萌黄ことり・筑紫愛子・清集院桃子・菊池アカネ・姫川そらたち魔女の能力をコピーする力を持ち、私立朱雀高校に通う超常現象研究部2年生にして生徒会会長秘書の山田竜。
能力を解除され再び学校にやって来たうららだったが、山田と姫川そらの会話を耳にしてしまう。
そんな彼女に気を使い記憶を取り戻す事を断念しようとする一方、能力でいかに彼女が昔から自分の事が好きだったのかを思い知らされた山田。
うららに説得され、自分が何故コピーの能力を手に入れたのか知りたかった事を思い出し、改めて記憶を取り戻す決意をする山田だったのだが…!?
いよいよ選挙まで残り3日とした私立朱雀高校。
その選挙での勝利を確信する飛鳥ですけど、三年の2月という時期にのんびり高校の選挙なんかに関わっていていいのかな?
そんな飛鳥が退屈しているのを見破った五十嵐潮。
依然としてことりの能力を所持しているらしい潮ですが、この「人の心を読む能力」を選挙に上手く利用しているのかも知れません。
そんな将棋部をよそに詫摩に会いに来たうらら。
「この学校を“あるべき姿に戻す”ってどういうことなの?」
悠理たちが何をしようとしているのか問ううららだが、実は詫摩も詳しくは聞いていないんだとか。
その一方で、将棋部の様子から見抜いているらしい詫摩。
彼によれば悠理・飛鳥・潮の3人はみな七人目の魔女によって本来あるべき学校生活を破壊され、不幸になったという共通点があるのだという。
「つまり…“今つらい思いをしている生徒が幸せになれる”ってことだね…!」
何やら正しい行いをしようとしているかの様なセリフを吐く詫摩。
学校中の人間が記憶を取り戻してどうなるのか興味を持つ詫摩ですけど、そんな彼にも失った記憶はないのかな?
そんな詫摩に「知らなくていいことだってある」と反論したうらら。
山田の苦悩も知っているからこその反論だと思いますけど、そんな彼女もまた山田と姫川に関して記憶を失っているはずですし、儀式が決行された時山田にどんな感情を抱くことになるのかは気になりますね。
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