
今月はセンターカラーで登場しました。
話題のドラマも終了し、平常運転に戻った「アオイホノオ」。
時系列的に考えればいよいよ栄光に向って走り出す事になる訳ですけど、もしかしてDAICONフィルムのその後は描かれない可能性もあるのでしょうか?
現実の島本和彦はデビューと同時に大学を去っていますし、元々多くはなかった庵野たちとの接点はますます少なくなる気がします。
その一方でこれからは妄想ではないリアル漫画家が登場する事になるはすで、現実のあだち充や高橋留美子にどんな反応を見せるのかは楽しみです。
まあ、それでもさすがに普段思っている事を口にして相手に不快な思いをさせる様な事はないとは思いますが(笑)。
さて、映像計画学科の体育とは何なのかを考え、「セリフ入りドラマチックバスケット」というひとつの結論を出した焔。
だが、誰にも認められず教師にまで不評を買ってしまう。
その一方、週刊少年キングでは「銀河鉄道999」が最終回を迎え、焔はBGMまで用意し万全の体勢で読破する。
その結末に鉄郎の「男」を見る一方、庵野たちの新スタッフ構想から知らずに外された焔だったのだが…!?

『これは…歴史的な雑誌だ!』
週刊少年サンデー1981年48号を手にして感激する焔。
また時代を感じさせるサンデーですけど、今見てもラインナップがかなり濃いですね。
この時点ではアニメは「うる星やつら」「ダッシュ勝平」だけですけど、すでに終わった「ダメおやじ」の他、後に「タッチ」「六三四の剣」「ふたり鷹」がアニメになり「さよなら三角」はドラマになっています。
「さよなら三角」の改変ぶりに「やっぱドラマはなあ」と思ったのが懐かしいです。
実は当時の自分といえばマガジンを買ってサンデーは読むだけだったのですが、この頃から気持ちがサンデー寄りになってこの翌年から逆にサンデーを買ってマガジンを読むのに切り替えたんですよね。
まだ両方を買う財力なんてなかったからですけど、切り替えざるを得なくなるほどの吸引力が当時のサンデーには感じられました。
表紙にある「ただいま授業中」にしても時代が違ったら映像化なんて話もあるいはあったのか?
後に「ジャスティ」がOVA化(一部劇場公開)されましたけど、今だったら深夜アニメくらいにはなっていたかも知れません。
ジャンプで「ホールインワン」を描いた金井たつおの「天まであがれ」や「サバイバル」「ゴルゴ」のさいとう・たかを「特救GO」、漫画家家族で知られる大島やすいち「勇太やないか」など、今ではサンデーの歴史に埋まってしまったタイトルが何とも懐かしいです。
それこそひとつひとつ話をするとキリがないですけど、当時「うる星やつら」で番外編的なエピソードがあって、そのタイトルが当時のサンデーの連載タイトルを使ったものになっていました。
13巻収録の「スーパー武蔵、天までダッシュ!!」「武蔵、ただいま修行中!!」「ダメッ子武蔵、男やないか!!」がそれで、見ても分かる様にこの時代の連載タイトルが元ネタになっています。
(ダメっ子武蔵は「ダメっ子ユキちゃん」から)
当時はサンデー読者なら誰でもピンとくるネタでしたけど、30年が経過した今知らない人も多くなったかと思います。
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