
週刊少年ジャンプ「トリコ」第290回です。
ヘラクレスの「絶滅の呼吸(デストロイブリーズ)」によってその場に崩れたトリコ。
その一方、エア捕獲に動き出した小松だったが、その小松によると従来の調理法では旨みが30%なくなってしまうのだという。
そんな小松の指示に従い、全員で動く事になった仲間たち。
土壇場で覚醒し、ついにエアの調理を完成させた小松だったのだが…!?
数万年ぶりにエアの実から吹き出したという「空気」。
250億立方メートルにして5000兆トンもの空気であり、それは現在の地球上の空気と同程度の重さと体積なのだという。
またたく間に大陸の雲を吹き飛ばし、重力の鎖をひきちぎって宇宙まで吹き上がったというエアの実の空気。
そんな壮絶な光景に圧倒される一同ですけど、これだけの空気量となると人間界の方にも影響があるんじゃないのかな?
そんな大規模な異変だった事もあり、ヘラクレスもすぐに事態を理解した様子。
闘気が衰えないトリコにトドメの一撃を与えるつもりだったヘラクレス。
だが、かつて何度も味わった新鮮な空気が来る事を理解し、全てを棚上げしてしまったらしい。
千載一遇の出産の好機に思い切り息を吸ったヘラクレス。
通常の出産時の数倍もの空気量だが、それでも有り余るエアの空気は暴風となり、真空状態に苦しむトリコをも救う事に。
ブ厚い雲に覆われたエリア8全域に光の矢が差すのを目にしたダルマ仙人たち。
調理失敗を予感する仙人に対し、自分達の知らない方法でエアの調理が成功したと確信するメルクだったのだが…!?
何やら空気だけで満足する一同ですけど、エアの実の方は正にここからのはずです。
ヘラクレスは空気にしか用がない様ですし、そういう意味では最初から互いに共存する事が出来たトリコたち。
むしろ完璧な調理で空気を引き出した小松には恩を感じてもいいところかな?
もしかすると今後何かあった時にヘラクレスが恩返しに来るという展開はあるのかも知れませんね。
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